屋根改修工事(NYS工法)
松下装業の屋根改修工事(NYS工法)では、主に工場などの屋根の改修工事を行っております。
金属屋根は建築を行ってから約20年ほどで老朽化・劣化が始まり、
30年ほどになると「雨漏り」や「ヒビ」、「穴」など壊れやすい状態になってきます。
30年ほどになると「雨漏り」や「ヒビ」、「穴」など壊れやすい状態になってきます。
屋根の老朽化は、「建物自体の構造強度」だけでなく「その下にある内部の生産ライン」にも影響を及ぼす可能性もあるため、少しでも兆候に気づいた時点で早期対策・治療が必要で、震災や台風・大雪などの天災で大きな被害が出てしまう前に早めの屋根のケアが大切だといわれ始めております。
NYS工法では、それらの老朽化した屋根を蘇らせ、強化を含めた延命対策が可能です。
NYS工法(遮熱防水工法)について
NYS工法では超速硬化ウレタンゴムを使用した3層構造のコーティングを屋根に施すことで屋根の「遮熱」遮音・補強「防水」「耐震性・耐久性UP」「雨漏り・ひび割れ・穴の修復」までも一括して行うことができ、さらに
スレートを初期の強度に復元させることができる 画期的な屋根改修技術です。
従来の屋根や壁の補修には手塗りウレタンが塗膜防水に使われていましたが、乾燥に時間がかかるため雨などの天候で工期が伸びてしまうことがありました。
超速硬化ウレタンでの施工では、約3分程度で指触乾燥となるため「天候に左右されにくい状況での施工」、「稼働・通行を止めることのできない状況での短時間作業」、なども安全に効率よく行うことができるようになりました。
※老朽化した屋根の改修工事を効率よく行うことができるようになりました。
※老朽化した屋根の改修工事を効率よく行うことができるようになりました。
NYS工法の3つの特徴
NYS工法には主に以下の3つの特徴があります。
速乾性のないウレタンゴムでは硬化までに時間がかかるため塗装が流れ、斜面や垂直面では勾配や下地の凹凸により膜厚のムラが発生しやすくなります。
ムラは施工後の耐用性や品質に影響してしまいます。遮熱防水工法では専用機械のスプレーを使って吹き付け塗装を行うため、従来の手塗りウレタンに見られる「レベリング作業」(平滑化)や下地の凹凸や勾配の影響を受けず均一な膜厚を確保できます。
NYS工法では、専用のスプレーマシンで吹き付けを行います。
吹き付け直後から硬化が始まり約3分程度で初期硬化する特徴があります。約3分程度で指触乾燥されますので複雑な形状でもすばやく均一な防水硬化層を形成でき、施工工期の大幅な短縮が可能です。
JIS A 6021-2011 建築用塗膜防水材のウレタンゴム系の規格には「高伸張(旧1類)」と「高強度形」があり、超速硬化ウレタンは「高伸張形(旧1類)」「高強度形」のどちらにも対応が可能です。
環境面では、シックハウス症候群の原因とされる「ホルムアルデヒド」をはじめ、厚生労働省・室内濃度環境指針値が定められている13の有害化学物質を含まない環境対応型防水材です。
高い遮熱性能
NYS工法で使用する表面塗膜材は、太陽光からの近赤外線を反射し、屋根の温度上昇を提言する高日射反射率塗料(遮熱塗料)です。優れた遮熱性能で省エネを実現します。
次の画像は施工前後の工場内の天井空間において屋根裏面より約30cmの温度測定データです。
施工前後で最も温度差の大きい部分では約20度近くの温度差が見られました。
施工前
施工後
対応できる屋根の種類について
松下装業の屋根改修事業では様々な屋根に施工を行うことが可能です。
お客様の建造物の状況をみて判断させていただきますが、次のようなタイプの屋根への施工が可能です。
その他の屋根も対応できる場合もございます。まずはお気軽にお問い合わせください。
お客様の建造物の状況をみて判断させていただきますが、次のようなタイプの屋根への施工が可能です。
その他の屋根も対応できる場合もございます。まずはお気軽にお問い合わせください。
スレート屋根
スレート屋根は工場や倉庫の屋根に主に使われている屋根で、波形スレート(大波・小波)と呼ばれる波型スレートが使用されています。
折板屋根
折板(せっぱん)屋根は、主に断面の構造に重点を置いて開発されたもので工場・カーポート・車庫などの鉄骨の建物に多く使われています。
瓦棒屋根
瓦棒葺きとは板金(トタン、GL鋼板、ステンレス鋼板など)で施工される板金屋根で急な勾配を必要とせず様々な場所で使用されています。
スレート屋根 施工の流れ
工場などの屋根改修工事の施工の流れは次の通りです。
NYS工法は、非常に短期間での施工が可能になりますが、湿度や気温などの気象条件などによってウレタンの硬化環境が変わるため、
気象条件を考慮し、ある程度余裕を持ったスケジュールを調整させていただいております。
NYS工法は、非常に短期間での施工が可能になりますが、湿度や気温などの気象条件などによってウレタンの硬化環境が変わるため、
気象条件を考慮し、ある程度余裕を持ったスケジュールを調整させていただいております。
① 施工前の状態
② 第1層目に老朽化しているスレートの表層にウレタン層の密度を強化するための固着シーラーを吹き付けます。
③ ボルト周辺の雨漏りを防ぐため、下地処理をします。
④ スレートのジョイント部の下地処理をします。
⑤ 第2層目にスレートの強度復元のため超速硬化ウレタンを吹き付けます。
⑥ 塗りムラをなくすため2回目の超速硬化ウレタンをすぐに吹き付けます。
⑦ 第3層目に遮熱防水層(超速硬化ウレタン)の長期保護のためトップコートを吹き付けます。
⑧ 完成。
折半屋根 施工の流れ
工場などの屋根改修工事の施工の流れは次の通りです。
NYS工法は、非常に短期間での施工が可能になりますが、湿度や気温などの気象条件などによってウレタンの硬化環境が変わるため、
気象条件を考慮し、ある程度余裕を持ったスケジュールを調整させていただいております。
NYS工法は、非常に短期間での施工が可能になりますが、湿度や気温などの気象条件などによってウレタンの硬化環境が変わるため、
気象条件を考慮し、ある程度余裕を持ったスケジュールを調整させていただいております。
① 施工前の状態です。老朽化した屋根は脆い部分や穴などがあります。
② 清掃の必要がある場合、下地を簡単に清掃水洗いし溶剤の吸着しやすい環境を整えます。
③ 第1層目に遮熱性サビ止め用プライマーを吹き付けます。
④ 穴の空いた箇所や腐食の多い部分はブチルテープ、防水シートなどで補強します。
⑤ 第2層目に強度UP・遮熱・防水効果のある超速硬化ウレタンをすぐに吹き付けます。
⑥ 第3層目に着色や飛火防止などの効果のあるトップコートを吹き付けます。
⑦ 施工完了です。
施工後の品質保証について
松下装業では、施工後1年・3年・5年目に自主点検を行い長期の防水層の保護・管理を提案します。
老朽化した屋根でも原型があればそこから超速硬化ウレタンのコーティングで雨漏りや破損箇所を塞ぎ、耐久性を復元させることができます。
屋根の工事を行う際も内部の生産ラインを停止させることもなく、大掛かりな機材を設置するなどの施工準備を行う必要もありません。塗装やカバー工法のできない老朽化した屋根でも短期間での施工が可能です。
特殊工法ですので、施工店も多くありませんが、ご不明な点や気になる点などがございましたら松下装業までお気軽にご相談ください。
TEL:0532-21-7985 営業時間 8:00 ~ 19:00(日・祝定休)
よくあるご質問
一戸建てですが、対応できますか?
遮熱防水工法は、基本的に工場または倉庫などのスレート屋根や折半屋根を対象としております。
遠方ですが対応していただけますか?
日本全国対応可能です。調査でも現状の状態を様々な手段で確認させていただきます。
まずはお気軽にお問い合わせください。
ご依頼に当たって何か工場側で準備する作業などがありますか?
特にお客様の方での準備はないと思われますが、トラックが停まりますので駐車場の準備くらいのものになります。
基本的に前もって現場を確認させていただき、必要があれば説明させていただいております。
近隣の建物と立地が隣接しています。施工時に溶剤が飛んだりしませんか?
状況に応じて飛散防止ネットを張ってから作業するので、噴霧したものが飛散する事はございません。
事前に打ち合わせでご説明させていただきますが、飛散防止対策は万全ですのでご安心ください。
季節関係なく施工してもらえますか?
気温・湿度・天候により施工できない場合があります。
特に冬場は温度や雪・凍結の関係で、作業の時期をずらしてもらう場合がございます。
有害物質を含んでいませんか?
松下装業で使用する材料にはホルムアルデヒドは含まれておりません。
詳しくはお気軽にお問い合わせください。
遠方や離島でも作業してもらえますか?
松下装業では日本全国北から南まで全国にて施工を行っております。
作業車の移動が可能な地域なら対応可能です。離島などの場合はフェリーでの移動となります。